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人工知能を超える人の感覚

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細部に神が宿る (1)

 

おはようございます。豆腐の角です。

最近こんな記事をみました。

将棋の藤井聡太さんが、人工知能が6億手を読んで判断した手を藤井さんは23分で着手に至ったとのこと。

ここからみえてくるのは人間が積み重ねた経験、そこから生まれる感覚というのはやはり人間のすごい所だと思う次第です。

人は経験を通して「これはしてはいけない」「これはこういうもの」など感覚的に思考を深めなくても判断を絞ることができます。人はそれを感覚とも呼びます。

強い石に近づかない、という棋理がわかっているなら、そのゾーンを打とうという判断はしなくていいわけです。

つまり無駄な思考が減らせる。

思考する材料は、多ければいいというわけではありません。

材料が多すぎると「迷い」や「悩み」になるからです。

たとえば料理をするとして、冷蔵庫を開けますよね。入っている食材が卵とベーコンしかないなら、「ベーコンエッグでもするかあ~」となります。

ところが他にも食材が豊富にあれば、選択肢は多くなります。

人間は選択肢を絞ることができる、というのが強みだと思うんですね。

たしかにAIは優秀です。ですが人間の無駄な思考を捨てる力、感覚は人間のほうが「まだ」優れている気がします。

しかしAiの登場でみえてきたことはAI同士での対戦での「経験」と「試行錯誤」の繰り返しをすることで人を超えてきたということ。それは人間らしくもあり、上達のプロセスは同じなんだということです。

AIはAI同士で何万局という対戦を一瞬で終わらせしまいます。そこから生まれる「失敗」それを前向きに捉えて打ち続けられると進化することができる。

これは人間がどうしたら強くなれるのか、を教えてくれている気がします。

今、身体に電気信号を送ることでヴァイオリンニストなどの動きを素人の人に送って、同じ動きをして覚えさせる、という実験を海外でされているのをみました。

AI科学と人間社会がどう向き合っていくのか。そこから何を学ぶのか。

面白い時代に突入したとおもいます。

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